
Artist's commentary
声よ奔れ
「ズラン!1人になろうとしないでよ!一緒にいよう!この世界に私達に繋がるものが他に無くたって、私がいるから!だから2人で、一緒に帰ろう!!」
「帰る…一緒に…」
―
《おねえちゃん。来年も、一緒に帰れる?》
《あったり前じゃん!》
《もしおねえちゃんが裏切ったら?》
―
「なんだ?お、女の声!?…いや違う。これは、アタシの記憶か…?」
「そうだ、アタシがリランを裏切るワケ…。そうだった…?」
「!?ズラン!聞こえたの!?届いたなら返事をして!こんなことやめよう!」
「帰るって…いつか、同じようなセリフを聞いた…。約束して、アタシは…!っぐ!?うわぁぁあッ!!」
「ズラン!?」
―――
「やっと来た可能性が濃いすか?」
「来ましたね、ええ。あのマシンの全身を血液のように流れる“人格液”とのシンクロです」
「ホモを人格を残してドロドロの液体に変える…エグいこと考えるっすね。一体何人分流れてるか知らないっすけど、その人格をアレの「狂気」の能力で暴走させて機体のパワーが何倍にも増すんすよね。でもあれだけ精神的にブレてる時に大丈夫すかね?」
「暴走率は110弱でしょうねぇ。でも道徳操作にかけたかいがあるってもんです、シンクロ率も同等以上、望み通りのデータは見られそうでね。サブリミナル効果で刷り込んだホモビの記憶によって無意識にシンクロ率を上げていますよ」
「エグすぎて笑えないんすよね、頭ん中にホモの断末魔でも響いてるんすかね?」
「知りませんよそんなの」
―――
「今度は男の声が…っ!アタシの頭の中で…やめろぉッ!……あがッ…」「リラン…た…っ」
「助けるッ!!」
―――
「何?メカニカルズランが上空まで…!何かやって、胸部に強力なエネルギー反応!?これ、ヤバいかも!」
「おいマジかよぉ!博士!どのくらいヤバいんだ!?」
「少なくともこのままじゃ私たちも危険かも!避難誘導!多少手荒でもやる!」
「待てよオイ!リランちゃんが追って行くぞ!!」
「嘘!?リランちゃん!聞こえたでしょ!やめなさい!リランちゃん!!」
―――
「やめろ…頭の中で、叫ぶな…。わかった、やるから…お願い…やるから…」
「……最高…出力を…!」
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