
Artist's commentary
夢がここからはじまるよ
「――天才はいる。悔しいが。」
皐月賞に続いて日本ダービーを制し二冠となった彼女の背中に、憧れのトウカイテイオーの姿を重ねて
そんな言葉を思い出す。
これほどまでに強いのか。
自分の憧れた理想と突き付けられた現実のその着差に、心が欠けそうになる。
――だけど、まだ終われない。
辿り着きたい場所がある。
憧れたあの背中に追いつくため、進め。
たとえ立ち向かわなければならない相手が、そんな憧れのような存在だったとしても。
晴れ渡る空の元行われる京都レース場、芝3000。
菊花賞。
最後にして最初の、そして始まりの冠を彼女は掲げる。
淀は祭りだ。
キタサン祭りだ!!
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キタちゃんのお話ってどういう感じになるのかなぁと思って実際のキタサンブラックの事を
色々戦歴とか動画とか見ながら妄想してたんですけど、
同期の二冠馬への雪辱を胸に抱いての菊花賞勝利という事で、優勝した嬉しさ、
憧れのテイオーさんが唯一取れなかった最後の冠を取れた喜びとかがありつつも、
その二冠馬への雪辱は出来なかったり(怪我で菊花賞回避、そこもテイオーさんと似てる!)、
テイオーさんが勝利した二冠を取れなかった悔しさ、そして憧れは変わらずとも
自分はこれからテイオーさんとは違う道を行くんだという実感と少しの寂しさとかが
ありながらも、憧れだった冠を天に掲げるポーズはやりたかったのかなぁ、と。
そしてこれからは夢を追うだけでなく、キタちゃんの腋汗舐めてえなぁ、
自分自身がキタサンブラックという夢になる、その始まりの一勝がこの菊花賞での勝利だったのかなぁ、
と実際のキタサンブラックの事を調べてて思いましたまる。
ところで「夢がここからはじまるよ」はキタサンブラックの声を演じる矢野妃菜喜さんが
主人公を務めるラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメ一期の
劇中の大事なシーンで流れる曲のタイトルでもあり、ネタバレになるので仔細は控えつつ、例えるなら
レース終盤ラストスパートに入った瞬間に発動したアングリング×スキーミングレベルの
超々強曲なのですが、歌詞が結構キタちゃんの背中も押しているようなところがあって、
どうもどうやら、運命の神様というのは私を泣かせにくる天才らしいです。
悔しいが。

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