
Artist's commentary
睡恋
彼女は流れの中に立っていた。目を伏せ、ただ静かに/あちらこちらの鬼火の灯りが水面で跳ねて、彼女の姿を淡く照らす/水面がゆらゆら揺れるまま、それらも合わせて揺れるから/彼女までもが揺れて照らされ、まるで流れの一部のようで/せき止めたくて、呼びかける/「パルスィ」/すっと、伏せられていた彼女の瞳がこちらを向いた/揺らぐこと無く真っ直ぐに私を捉える緑の光/緩やかに心を縛られて、私はじっと、見惚れてしまう/投げかけられる彼女の声/「また来たの?」/ゆく川の絶え間なき流れの中/けして流せぬ、たいせつなもの +++キャプションは紺碧さんに書いていただきました!
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