
Artist's commentary
「おはよっ、 トレーナー… /// 」
朝目覚めると、枕もとでパーマーが俺の寝顔をジッと見ていた。
「おはよう、トレーナー。」
俺が目を覚ましたことに気づいた 彼女が言う。
彼女は隣の部屋で寝ていたはずだが、
俺が中々起きないので、起こしに来てくれたのだろう。
昨日は二人でトレーニングウェアの買いものをしていたが、
急な大雨にあい、すぐ近くまで来ていたので、俺の自宅で雨宿りをさせた。
夜になり、ようやく雨が止んだが、もうとっくに学園の門限を過ぎており、
電車も終日運休になっていた。
道路も一部地域が冠水していて、トレセン方面行の道路が封鎖されているため、
たづなさんに電話で事情を説明し、パーマーの外泊許可を取り、
普段使っていない部屋があったので、そこで寝てもらうことになった。
俺も彼女に 「おはよう」 と返し、起き上がる。
全身ひどい筋肉痛だ。ふと部屋の隅に置かれた除湿機を見ると、
水が溢れていた。
顔を洗いに洗面所に行き、鏡を見ると、首筋に虫刺されのような跡があり、
体中ひっかき傷だらけだ。
蚊でも居たのだろうか。
リビングに行き、テレビをつけると、もう交通網は通常どおり運行していた。
二人で遅めの朝食をとっていると、
パーマーが、午後からメジロの本家に行きたい と言うので、
「 ああ、行こうか。」 と言うと、彼女はとても嬉しそうに喜んでいた。
さては先日のレースで、爆逃げの作戦が上手くいき完勝できたので、
その報告をメジロのおばあさまにするのだろう。
(昨夜の様子)
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