
Artist's commentary
新高山か、ふうん…そうか 【まあ日刊桐沢58/山口】
自分に厳しくあろうとする長門さんは、忘れたくなるようなつらい出来事のあった日にはあえてその場所を訪れていそうです(うちの艦隊の場合です)。
長門さんのルーツである戦艦「長門」にとって柱島の沖にあった泊地は対米開戦の引き金をひいた場所であり、姉妹艦「陸奥」が目の前で爆沈した海でもあります。
その柱島は江田島の南にある小島です。広島県から山口県にかけてひろがる安芸灘は帝国海軍の故郷であり最重要な根拠地でした。ここから発信された暗号電は各地を中継され、6日前に択捉島単冠湾を出港していた帝国海軍第一航空艦隊に届いています。
このとき開戦回避の判断がなされていれば「ツクバヤマハレ」が打電されるはずでした。長門さんがくちずさんだ和歌は三ヶ月前の御前会議で陛下が列席者にしめした明治天皇の御製の一節です。
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