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Artist's commentary

ZIOSHIEMA(ジオシーマ/ジオンのアッシマー)

「Ring of GUNDAM」&「Gundam GQuuuuuuX」クロスオーバー・オリジナルストーリーに登場。
戦後、キケロガの可変機構開発の際に分岐した技術と、連邦の開発基地から接収した設計を併せて試作された可変MA。
今回登場する機種は、水中と水上での運用を目的に改修されている。MS形態はかなり大きく、全高はジーメロウの1.3倍ほどある。 変形すると円盤状のMA形態となり、サブフライトシステム的に、ジーメロウを乗せて航行することも可能。
ただし。あまり高高度の上昇はできない。
・・・デザイン元はZガンダムに登場するアッシマーの初期デザインです。頭部は水中メガネをかけたようなデザインにして、センサー部分の配色は大河原邦夫氏が描いたD,Eプランモビルスーツからインスパイアされました。
※画像は仕上げの照明効果など一部作業でGrokを使用

ーーーーー
(前回からの続き)
ジオンの潜水艦ユーコンUJ-8から発進し、一気に深度を下げたジーメロウ他4機の機動兵器は、沖縄海域に向けて進路を取ろうとしていた。
そこからはるか上空では、翼長500メートルのティターンズ専用の超大型輸送機「スードリ」から、6機のマリン軽キャノン(M.L.キャノン)を乗せたベースジャバー3機が発進。
UJ-8のいる海域に向けて、4発の大型の対艦ミサイルが発射された。 UJ-8は善戦するも、3機のハンブラビとスードリから放たれた計7発のミサイルを全て回避することは叶わず、撃沈された。
そして、6機のM.L.キャノンが海中に到達し、マチュたちは包囲されるように追い詰められていった。その「段取りの良さ」が、ここ数日の敵の動きとまるで違っていた。
「昨日までの敵じゃない。なんだ、この付き纏われる感覚!」
マチュは苛立っていた。まるで見えない軟体生物が素肌を這う感覚に悪寒が生じ、激しい嫌悪感が生まれた。自分がいくつものモニターに目を配らせるごとに、その見えない何者かが視線を追っているのが感じられた。
「見られてる。そばにいる。気もっち悪い!誰なの!?こんな敵がいるの?」

マチュらが海底に降りる1時間前、偽装戦艦「ホワイトファントム」が大気圏に入った。
その艦橋の防御シャッターが開き、眼前に美しい青空と青い水平線が広がる。
眼前の青の世界にブラフマンは浸っていた。木星では考えられなかった光と色彩の世界。なんと素晴らしい眺めか。
(初めて降りたこの世界での初戦は成功に導かねばならない。)
ブラフマンは、瞬く間に戦況を読むと作戦総司令の権限でスードリの司令官ジャマイカンから指揮権を奪い、続け様に指示を出した。
そして、ブラフマンはMSデッキでワイツに乗り込み、サイコミュを起動した。
(パプテスマの言う通り、地球は選ばれた者たちが手にする生きた宝石かもしれない。ならば私がその先駆者となり、後から続く天才たちの世界を作ろう。そのためには私にも相応しい花嫁がいるだろう。それは誰だ。アルテイシア・ソム・ダイクン、それともアマテ・ユズリハ、君か?)
ブラフマンの強烈な意識がワイツのサイコミュを通して四方に飛び、ジーメロウのサイコミュ経由でマチュに届いた。
それは決して心地よいものではなく、人の心に土足で入り込み、手足を有無を言わさず縛りつけるような征服者、抑圧者が発するエゴのようなものであった。 人によってはその感覚を放つものを独裁者、カリスマのように感じるかもしれない。今のマチュがまさにその通りだった。
(人の心にズケズケと入り込むやつ!許さない!)
ブラフマンのワイツは、G-3と共にチブックから提供された最新のSFSに乗って発進した。
母艦であるホワイトファントムは戦域外での待機とした。ブラフマンには、自分の実力に等しい者が戦域に入ることが予知できてたのだった。それが何か確かめるまでは母艦を参戦させずにジャマイカンを盾にするのが得策だと。
ワイツとG-3に続き、同じく最新のSFSに乗った髑髏モビルスーツ「ザ・スカル」2機とG-2nd2機が発進し、戦域に向かった。

ほぼ同時刻、ニャアンのデザリアを中心に突入フォーメーションを組んだイグニス・ガンダム率いる「マチュ救出部隊」が大気圏内に入った。 そしてニャアンも、マチュと同じ嫌悪の感覚を感じた。恐ろしいまでの威圧感。抑圧の感覚・・・
「ラル曹長、気圧されるな。頼むぞ。」
エイジィの声がヘルメットのヘッドホンを通じて伝わってきた。彼も感じていたのだ。
「どんな状況になっても、君のやることは一つだ。研ぎ澄ませていけ。」
「了解です。精神集中します!」
凛としたニャアンの応答を聞き、エイジィは僅かながらも安堵した。イグニス・ガンダムに組み込まれたサイコフレームを通して、今から突入する戦域を支配しようとする暗い影を感じていたエイジィは、それがニャアンの心も侵食する気配も感じていた。
(恐ろしく「重い」戦いになりそうだな。早急にマチュを助けないとやばいぞ。)
自分の指揮下に入ったMSへ通信を開く。
「ラルフ、ダン、ジロウ、用心しろ。この作戦にはとてつもないNTが介入する気配を感じる。そいつは俺が相手をするから、ラル曹長と共にアマテを守れ。」
「了解」と3人の戦友達の声。
長い間一緒だったがここで何人か死ぬかもしれない。
(兵士だから戦場で死ぬのは当たり前だろうが、今回は逼迫している。あっちの世界での決戦以来だ。)
「キャッチしました!侵入角70度!行きます!」
ニャアンの声がしたと同時に、デザリアの乗るSFSが速やかに加速しつつ、急激な角度で一気に降下しはじめた。
まるでスキーの直滑降だ。
(乗りこなしたな、さすが素早い。)
イグニス・ガンダムと2機のガンボーイ、Gーキャノンもそれに続き、猛スピードで戦域に突入した。
そして真下には、ティターンズのスードリが視認できた。

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